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    2024-2025秋冬 ミラノコレクション
ミラノの真髄 ”ジェントル・ラグジュアリー”を探求

2024-2025 秋冬 ミラノコレクションが2024年2月20日~26日の7日間にわたって開催された。今シーズンは「TODʼS (トッズ)」のMatteo Tamburini (マッテオ・タンブリーニ)、「MOSCHINO (モスキーノ)」のAdrian Appiolaza (エードリアン・アピオラッザ)、「BLUMARINE (ブルマリン)」のWalter Chiapponi (ウォルター・キアッポーニ) ら、新クリエイティブ・ディレクターのデビューショーに注目が集まった。

ミラノのデザイナーたちが着目したのは、前シーズンから続く“Quiet Luxurt (クワイエット・ラグジュアリー)”をアップデートさせた”Gentle Luxury (ジェントル・ラグジュアリー)”。最高級のウールやカシミヤを用い、サルトリアのテクニックで装飾を加えてエフォートレスなフォーマルウェアを完成させた。ブランドのヘリテージ を大切にしながら、グラマラスなタッチやボリュームに変化を与えることで、真のラグジュアリーを追求している。

注目アイテムはウエストをシェイプさせたテーラードジャケットやチェスターコート、ステンカラーコートといったフォーマル・アウター。インナーウェアもまた、細ベルトやコルセットなどでウエストをマークすることで、曲線が際立つミニマルなシルエットを形成させる。グレーやキャメル、バーガンディといったオータムカラーでシックな”ジェントル・ラグジュアリー”を演出する。

マッテオ・タンブリーニを迎えて新たなスタートを切った「TODʼS」は、イタリアン・ラグジュアリーの真髄を体現するコレクションを展開。ミラノ最大の路面電車停留所を舞台に、都市とレジャー、伝統と革新をシームレスに融合させたスタイルを提案した。テーマは”TODʼS IN MOTION”。チェスターコートやトレンチコート、サファリジャケット、ノースリーブドレスが上質のレザーによって美しいドレープを描き出す。ストライプシャツやシガレットパンツのコーディネートはマニッシュな佇まい。卓越した品質、希少かつ洗練されたクラフツマンシップで“クワイエット・ラグジュアリー”を最大限に表現した。




TOD'S

MOSCHINO