軽さをともなってプレイフルなスタイルが台頭
2024春夏 ロンドンコレクションが2024年9月15日〜19日、ニューヨークに続いて開催された。記念すべき40周年を
迎えたロンドンコレクションでは、ナイジェリア出身のデザイナーMowalola Ogunlesi (モワローラ・オグンレシ) による「MOWALOLA(モワローラ)」がランウェイに復帰したほか、ノルウェー発の「HOLZWEILER (ホルツワイラー)」( デザイナー:Maria Skappel Holzweiler、マリア・スカッペル・ホルツワイラー) がロンドンコレクションデビューを果たし、英国発のラグジュアリーブランド「BURBERRY(バーバリー)」「JW ANDERSON (ジェイダブリュー・アンダーソン)」がランウェイショーを開催するなど、見どころ満載のシーズンとなった。
2024春夏はロンドンならではのグランジが復活。オーバーサイズのフォルムや、ソフトウォッシュデニム、落ち着いたカラーパレットが、グランジと融合することで、変化に富んだスタイルを生み出している。グラフィカルプリントはサイケデリックな色彩と抽象的なパターンにより、インパクトのあるデザインに。テーラードスーツはオーバーサイズのジャケットとスリムなパンツを組み合わせ、ストレッチを効かせることで、アクティブに昇華している。
注目はロンドン・チョークファームのラウンドハウスでコレクションを披露した「JW ANDERSON」。粘土で作られたフーディとショートパンツのコーディネートや、クロッシェ編みのドレス、中綿が飛びたしたようなボンバージャケットなど、クラフトを感じさせるプレイフルなルックを提案した。シエルエットをデフォルメさせて、フォルムの探求も試みられた。
JW ANDERSON
JU-NNA