英国カルチャーからインスパイアされたスタイルが台頭
2024-2025秋冬 ロンドンファッションウィークが2024年2月16日〜 2月20日、ニューヨークに続いて開催された。あっションウィークがはじまって40周年の節目を迎えた今シーズンは84ブランドが参加、フィジカルとデジタルの両輪でコレクションを発表した。
ここ数シーズン続いた”クワイエット・ラグジュアリー”は鳴りを潜め、デザイナーの視点は英国のライフスタイルやカルチャーに向かっている。また、ブランドのアイデンティティを見つめ直し、原点回帰を打ち出すブランドも目立った。
注目はクリエイティブディレクターにSimon Holloway (サイモン・ホロウェイ)を迎えて新たなスタートを切った「DUNHILL (ダンヒル)」。会場となったのはナショナル・ギャラリー別館のナショナル・ポートレートギャラリーにあるデュヴィーン・ウイング。”New codes of British style”をテーマに、ブランドの130年の歴史をモダンにアップデートした。ツーピースとスリーピース、トップコート、フォーマルウエアを、上質なものを楽しむ男性のためにデザインいた。ベルベットの美しいイブニングスーツは、スリーピースのタキシードと並んで、色気のあるフォーマル感を醸し出している。
DUNHILL
ERDEM