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    1988 Winter ファッション・インタビュー 渋谷/銀座
ハイファッション全盛の80年代を振り返る
ファッションに敏感な人々が集まる街、渋谷・銀座の2か所で、ファッションに対する意識調査を実施した。

パブルの影響が色濃く残る1988年、ストリートを行き交う若者のファッションは高級デザイナーズブランドを着用し、アウターは肩パット入りのジャケットあるいは紺ブレ、ウエストゥエイプ、シルクのスカーフといったスタイルが多数見られる。ヘアスタイルにも大きなトレンドがあり、カールした前髪に長く伸ばした黒髪ストレート、そして太眉といった、強い女性を思わせるコーディネートが目立つ。お気に入りのブランドを聞くと、ハイファッションブランド名がさらりと出てくるところからも、羽振りのよかった時代の名残りを感じさせる。

渋谷:プランナーを務める20代は黒が基調のかっちりとしたファッションを選ぶことが多い。お気に入りのブランドは「Studio V」「KATHARINE HAMNETT LONDON」。20代主婦はギャザーの入った丸襟のハンドメイド・ブラウスにファージャケットを着用。好きなブランドは「PINK HOUSE」で、夢のあるところが決め手だという。「KENZO」「KANSAI YAMAMOTO」をよく購入するという20代学生は、エスニックなデザインに惹かれている。

銀座:これからマイケル・ジャクソンのコンサートに行くというカップル。男性はツイードのコート、女性は淡いパープルのベルテッドウールコートを着用。お気に入りのブランドについて、男性は「JEAN PAUL GAULTIER」、女性は「RENOMA」を挙げた。マニッシュなオーバーサイズコートを着込んだ20代学生2人組は、いつもはカジュアルなジーンズを履いているが、この日はおめかししてきたという。「AGNES B.」など定番スタイルを愛用しており、流行りものは購入しない。古着を見つけに代官山の「HOLLYWOOD RANCH MARKET」「HIGH! STANDARD」といったセレクトショップに行く。






銀座

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