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    2018年8月 東京定点観測 -表参道/原宿-
ショートパンツにミニスカート…デニムのショート丈アイテムが躍進
記録的な猛暑に見舞われた日本列島。ストリートを行き交う人々は暑さをものともせずトレンドアイテムに身を包み、ファッションを楽しんでいる。

10代の若者はデニムアイテムを中心としたスポーティーな着こなしが中心。最も人気の高いアイテムはデニムのショートパンツ。“Lee”“USA”などのアルファベットロゴが大きく入った白Tシャツにキャップ、ストラップサンダルを合わせたオルチャン風(韓国風)のコーディネートが目立つ。ショートパンツをデニムのミニタイトスカートに置き換えたスタイルも多い。どちらのデニムアイテムもヘムを断ち切りにし、ストリート感を演出しているのがポイントだ。そのほか、デニムアイテムの変化形として、サロペットやジャンパースカートといったオールインワンも増加傾向が見られた。

20代から上の年齢層になると、ハイウエストのワイドパンツ着用者が増えてくる。デニムやコットン、ベロアなど素材は様々だが、猛暑の中でもフルレングスが一番人気。紐や共布でウエストをマークしたドローストリングタイプも多い。今月の新たな傾向として、膝から下が急激に広がった70年代に流行したようなベルボトムタイプのワイドパンツが登場しており、ワイドパンツはシーズンをまたいで人気が継続しそうだ。

一方、ガーリー志向の若者はレースやチュール使いのカットソー、ビスチェの重ね着で甘さをプラス。ボトムはハンカチーフヘムやティアードデザインのロングスカートを選び、スタイルに変化をつけている。

プリントではボーダー、ストライプが他を大きくリード。そのほとんどは白x紺、白x黒の2色展開だ。ボーダーはTシャツなどのトップスに、ストライプはロングスカートやワイドパンツ、ワンピースなどボトムスに取り入れられることが多い。




[ 観測日 ] 2018年7月11日・晴れ
表参道:気温31.1℃/湿度66‰
原 宿:気温31.9℃/湿度64‰

表参道

原宿