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    2018年5月 東京定点観測 -表参道/原宿-
ショートパンツにミニスカート…ワイドパンツに代わってミニ丈ボトムアイテムが台頭
初夏を思わせる蒸し暑い気候となった5月下旬。アウターはGジャンや薄手のニットカーディガン、ガウン風に羽織ったマキシ丈ワンピースなど軽めのアイテムが主流となり、中にはタンクトップ x ショートパンツといった真夏のコーディネートも見られた。

トップスで急増したのは70年代調プリントワンピースやキャミソールワンピース、ジャンパースカート、サロペットなどのオールインワンアイテム。70年代調ワンピースはひざ丈であるのに対し、キャミソールワンピースはふくらはぎが隠れるくらいのロング丈が人気だ。10〜20代の比較的若い年齢層には“中見せ”を意識したシースルーワンピースが支持されている。いずれもTシャツやデニム、スニーカーを合わせてストリート感を強調しているのが特徴だ。そのほか、Vネックカットソーやボリューム袖ブラウスなど、ディテールに変化をもたせたトップスが目立った。

数シーズンに渡って人気を博したワイドパンツが、ここにきて沈静化を見せている。もっともデニムのワイドパンツは例外で、洗いをかけたハイウエストの幅広ジーンズが10代層を中心に人気続行中。ワイドパンツに代わって登場したのはデニムのショートパンツ。オルチャン人気も手伝って、真っ赤な口紅にキャップ、Tシャツ、そしてショートパンツといった韓国風スタイルがストリートに新たなムーブメントを築いている。一方、スポーティーな装いを好む若者はサイドに二重線が入ったトラックパンツを選択。今月はボトムスだけでなくトップスでもユニフォームウェアを身に着けた全身スポーツウェアも見られた。スカート類の一番人気はグリーンやピンク、マスタードイエローなど、ワントーンで鮮やかな色合いのマキシ丈フレアスカート。10代にはミニタイトスカート、30代以降の年齢層にはミディ丈でスリットの入ったタイトスカートを好む傾向にある。




[ 観測日 ] 2018年5月17日・晴れ
表参道:気温26.9℃/湿度60‰
原 宿:気温27.4℃/湿度61‰

表参道

原宿