酷暑が続く東京ストリート。外国人観光客が多数訪れる表参道・原宿エリアだが、パリオリンピック開催期間中ということもあってか、先月に比べると観光客は少ない。その分、東京発のストリートトレンドとなっている。今月、大きな増加傾向を示したのはロング丈のワンピース。中でも黒一色のスクエアネックワンピースが人気を博している。ウエストを絞ったフェミニンなデザインが主流で、ジュート素材のバッグやハットを合わせることで涼しげなムードを演出する。白地に草木柄のクラシカルなワンピースは、20代を中心に高い支持を得ている。フリルやフレアをともなってリゾート風に着こなすのがポイントだ。一方、韓国系ファッションを好 む若者が着用しているのはクロップド丈のトップス。ダボダボのジーンズあるいはカーゴパンツをあわせて、ヒップホップダンス系のスタイルを形成させる。そのほか、フレンチスリーブのブラウスやタンクトップなど、袖なしのトップスも目立った。

ボトムスではデニム人気の勢いが止まらない。一番人気は先月に引き続き、ライトブルーのワイドジーンズ。デニムはこのワイドジーンズのほか、ショートパンツ、70 年代風フレアパンツ、マキシ丈のスリットスカートなど、幅広いアイテムで活用されている。今月は特にショートパンツの増加が著しい。反面、長きにわたってん人気を博したマキシ丈のスカートは、減少傾向に転じた。

バッグで注目したいのは巨大なトート。あまりの大きさに二度見してしまうほど。手提げタイプでは抱えきれないため、肩掛けのショルダータイプが多い。バッグの中にそれほど物が入っているようには見えず、その大きさでインパクトのあるコーディネートを演出する。

[ 観測日 ] 2024年8月2日 / 薄曇り / 表参道 (31.1℃/67%) 原宿(30.3℃/70%)

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