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    2021年12月 東京定点観測
冬物アウター勢揃い。チェック柄コートとファージャケットが人気
寒さが一段と厳しくなったストリートでは、厚手のアウターが大活躍。増加傾向を見せているのはグレンチェックやブロックチェック、ツイードチェックといったチェック柄のコート。そのほどんどがミドル丈のボックスシルエットで、年齢を問わず人気を博している。同じく増加傾向が見られるフェイクファージャケットは10~20代の若い年齢層に好まれており、パステルカラーに染められたものが登場するなど、ポップなデザインのものが目立つ。対して、ダウンジャケット着用者は中高年層に多い。

ここ数シーズン続くオーバーサイズ志向(主に若者層)はスウェットウェア、ニット、パーカ、マウンテンパーカ、フリースジャケット、MA-1などのアイテムで継続中だが、ダウンジャケットに限ってはコンパクトサイズが好まれている。一方、秋冬の定番であるトレンチコート、ライダースジャケットは大きく減少した。

ボトムスではワイドパンツが再び脚光を浴びている。シルエットにメリハリのあるフレアよりダボっとしたストレートが人気。オーバーサイズのアウター着用者は、ボトムスをミニ丈のタイトスカートなど、ショート丈のものを選ぶ傾向にあり、コーディネートのバランスを取っている。中にはオーバーサイズのアイテムに隠れてボトムスを履いてないように見える着こなしも。スカート類ではチュールスカート、マキシ丈タイトスカートが優勢。

シューズでは先月に引き続き、ブーツが人気。牛革、スエード調など、皮革系のものが多い中、インパクトのあるホワイトのブーツで他者との差別化を図っている。寒くなったとはいえ、ストールや手袋、ニット帽といった防寒アイテムはまだ少なめだ。




[ 観測日 ] 2021年12月2日 / 晴れ / 表参道(11.9度)・原宿(12.5度)

表参道

原宿