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    2018春夏 パリメンズコレクション
フォーマル x マリンが融合したスタイルとは?
 パリメンズコレクションが2017年6月21日〜 25日の5日間にわたって開催された。今シーズンは「ALEXANDER McQUEEN( アレキサンダー・マックィーン)」が2016-2017年秋冬以来のランウェイショーを披露したほか、「FACETASM( ファセッタズム)」「KENZO( ケンゾー)」「SACAI( サカイ)」「WHITE MOUNTAINEERING( ホワイトマウンテニアリング)」ら日本人デザイナーが手掛けるブランドが多数参加するなど、見どころ満載のコレクションとなった。番組では日本勢6ブランドを含む19ブランドを紹介する。

ミラノメンズで提案されたマリントレンドはパリメンズデザイナーたちの手にかかり、よりエレガントに生まれ変わった。テーラードスーツを中心とするフォーマルアイテムに新解釈を加え、そこにマリンモチーフをプラスすることで、ミラノとは一線を画すトレンドが発信された。

「FACETASM( ファセッタズム)」( デザイナー:落合宏理) は“Seek & Find”をテーマに、メンズフォーマルをストリート風にアレンジ。オーバーサイズの燕尾服にデニムのオーバーオールを合わせたり、スコットランドの正装を思わせるタータンチェックのキルトとデニムジャケットをコーディネートするなど、フォーマルなアイテムをカジュアルに落とし込んだ。メタルやファスナー、安全ピンなどロックなディテールも顔をのぞかせる。

「PAUL SMITH( ポール・スミス)」はマグロやサンゴ、ハワイの海の風景など、マリンモチーフをプリントに採用。アロハシャツ、ネクタイ、ベルト、バッグにあしらったマリンプリントと、1980年代のかっちりとした細身のテーラードスーツのギャップが斬新だ。スーツのラペルは繊細な刺繍でデコラティブに演出。オレンジ、イエロー、パープル、スカイブルーなど、カラフルな色使いがエキゾチックな南国イメージを一層引き立てている。

FACETASM

PAUL SMITH