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    2026-2027秋冬 パリコレクション
ぬくもりと懐かしさを携えたタイムレスなスタイルに注目
2026-27秋冬 パリコレクションが2026年3月2日~10日、ミラノに続いて開催された。中東情勢の悪化により来場者の移動に若干の影響が見られたものの、公式スケジュールで98ブランド (ランウェイショー67、プレゼンテーション31)がコレクションを発表した。

大御所ブランドのデザイナー交代が相次いだ先シーズンを受けて、2026-27秋冬は新たな体制でセカンドシーズンを迎えたブランドに注目が集まった。Matthieu Blazy (マチュー・ブレイジー)が手がける「CHANEL (シャネル)」、Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン)による「DIOR」、Jack McCollough (ジャック・マッコロー)&Lazaro Hernandez (ラザロ・ヘルナンデス)のデザイナーデュオ率いる「LOEWE (ロエベ)」が2シーズン目にとなる。一方、日本からは「Yohji Yamamoto (ヨウジヤマモト)」「ANREALAGE (アンリアレイジ)」「Mame Kurogouchi (マメクロゴウチ)」ら常連を含む11ブランドが参加。日本人デザイナーは今シーズンもパリ・ファッション界に大きな影響力を示している。

注目トレンドは、手刺繍や手編みのニット、伝統的なテキスタイルなど、温もりや懐かしさを感じさせるタイムレスなスタイル。レースやフリルを幾重にもあしらったロマンティックな仕立ても目立った。ボクシーなテーラードジャケットは程よくウエストをシェイプし、ペプラム風に仕立てることでフェミニンにアレンジ。コートは身体をゆったり包み込むようなボリューム感がポイントだ。ニットはフェアアイル柄やケーブル編みなど、レトロなムードを漂わせるデザインが復活している。ドレスやスカートは、深くスリットが入った細身でセンシャルなシルエットから、ラッフルやフリルを重ねたボリュームシルエットまで、両極のデザインが登場。一つのスタイルにミニマリズムとマキシマリズムを共存させ、デフォルメさせているのも特徴だ。

Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン)が手がける「DIOR (ディオール)」がパリのチュイルリー庭園で2シーズン目のコレクションを発表した。1949秋冬にクリスチャン・ディオールが発表した「Junon (ジュノン)」ドレスをモダンにアレンジ。睡蓮から着想を得たドレスや、花びらを重ねたようなティアードスカート、ニットで再解釈されたクロップド丈の「バー」ジャケットなど、庭園に咲く花々や草木のモチーフをオーガンザやビーズ刺繍、フリル、リボンといったロマンティックな装飾で可憐に仕立てた。カエル型のがま口バッグが遊び心をのぞかせる。

DIOR

CHLOÉ