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    2014春夏 ニューヨークコレクション
露出度アップ! スポーツウェアの進化形とは?
 ニューヨークコレクションの得意とするスポーツウェアのディテールがパワーアップ。丈を短く詰めたクロップド丈のトップスや、それよりさらに露出度が高いブラトップ、ボーイフレンドシャツを思わせるシャツドレス、オーバーサイズのTシャツなど、スポーツウェアの丈やフォルムに変化を加え、スポーツウェアの概念に新機軸を打ち立てた。おへそを覗かせたり、襟ぐりをV字に大きく開けたりした露出度を高めたスタイルだが、チュールやシフォン、オーガンジーといったシアーな素材を重ねたり、パステルカラーを用いることでヘルシーで爽快な雰囲気を演出している。また、トロピカルモチーフや岩石、鉱物など、地球の大地からインスピレーションを得たデザインも多い。

 「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」はランウェイを荒廃したビーチに見立て、トロピカルな雰囲気漂うスタイルに毒気をプラス。キーワードは“ヴィクトリアン・サーファー”。肩が大きく張り出した闘牛士風のナポレオンジャケットとハーフパンツの組み合わせや、南国の植物をブラック、ボルドー、フォレストグリーンなどの深みのある色使いに染めた巻き丈ドレスなど、これまでのトロピカルルックとは一線を画す“ダーク・トロピカル”を完成させた。

 一方、「アレキサンダー・ワン(ALEXANDER WANG)」はトップスの丈を短く詰めたクロップド丈のアイテムを中心としたスポーツマインド満載のコレクションを展開。おへそが見えるクロップド丈のカットソーとローライズのプリーツミニスカートの組み合わせや、一番上のボタンのみ止めたシャツにボクサーショーツを合わせたスタイルなど、全体的に露出度が高いのが特徴。レーザーカットを施したレザーのカットソーやトレンチコートは涼しげで爽快感が漂う。

MARC JACOBS

ALEXANDER WANG