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    2025春夏 ミラノコレクション
サルトリアの緻密な手仕事できらびやかさをプラス

2025春夏 ミラノコレクションが2024年9月17日〜23日、これまでより開催期間を1日延長する形で開催された。参加ブランドはフィジカルショー57、デジタルショー8、プレゼンテーションは70を数え、リアルなランウェイショーがデジタルを大きく上回った。今シーズンは「FENDI (フェンディ)」「VERSACE (ヴェルサーチェ)」「DOLCE&GABBANA (ドルチェ&ガッバーナ)」ら大御所ブランドがこぞって参加。世界各地から集まったセレブたちが会場のフロントローを飾り、きらびやかなランウェイに華を添えた。日本からは川口春奈、は宮沢りえ、AMIAYA、マギーらファッションアイコンが参加し、話題を振り撒いた。

2025春夏ミラノトレンドは、前シーズンの控えめで気品漂う“Quiet Luxury (クワイエット・ラグジュアリー)”から、よりポジティブなムードにシフト。サルトリアのクラフトマンシップはそのままに、繊細なレースやビジューをあしらったロマンチックなスタイルが提案された。ビーズやフリンジを施したフラッパースタイルをはじめ、90年代グランジを思い起こさせるスリップドレス、スパンコールやミラー、フェザーをあしらったドレスなど、緻密な手仕事が随所に施されているのが特徴だ。

素材や丈に工夫を凝らしたバリエーション豊かなトレンチコートも見逃せない。アーティスティック・ディレクターKim Jones (キム・ジョーンズ) による「FENDI (フェンディ)」はレディ・トゥ・ウェアとクチュールの世界、ハンドメイドとマシーンメイド、イブニングウェアとデイウェアを融合させたスタイルを提案した。 ハンドメイドの刺繍が施されたのスリップドレスや、柔らかなスエードとシアリングのローブ、最高級のスエードクロコダイルをシルエットに用いたT シャツなど、緻密でありながらも軽やかさを備えたスタイルが並んだ。ダンサースリップドレスに合わせた「Red Wing (レッドウィング)」とのコラボレーションブーツも要チェック。




FENDI

DOLCE&BAGGANA